まあるい頭をしかくくするブログ

カメラを中心とした、生活に”こだわり”を見つけ出すブログです。

今年買ったカメラ本13冊すべての感想を書きました

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こんにちは、maru-shikakuです。

 

今年はそこそこカメラ本を買った一年でした。

書店でパラパラと見てはいいなと思ったら即買うので、すごいなーと思う本や、反対にあまりためにならなかったなーと思う本もあります。

 

ただ、わたしにはあまり参考にならなかった本も、他の人からみたらいい本だった、ということはあり得るので(特に初心者向け)、今年買ったカメラ本すべての感想を簡単に書きます。

 

 

初心者向けの本

すずちゃんの理解して学ぶカメラとレンズ

 

イラストが豊富でとてもわかりやすいカメラ入門書。

基礎的なことはすべて網羅してあります。

 

初心者から脱して中級者をめざす本ということで、優しい内容の中に若干小難しい話も載ってます。

 

書店でパラパラとめくって、うーん、あんまり目新しい情報はないなーと思ってたら、レンズの収差についての解説がありましたので即買い。

 

やはりイラストがあるとないとでは大違いですね。わかりやすかったです。

 

先行で販売されている『すずちゃんのはじめてのカメラとレンズ』はkindle unlimited読み放題でタダです。超初心者はそちらをどうぞ。

 

kindle unlimitedの本一覧はこちら

 

まるごとわかる!撮り方ブック

 

これもまあ、超初心者向けの本なのですが、写真がハッとさせられる作例なのが印象的で購入しました。

単純に著者のセンスがいいです。

 

中には家族写真の撮り方とか載ってます。

花や動物、風景の撮り方について解説している本は多いけど、ポートレートというか家族、特に子供を撮る方法について書かれてある本て意外と少ないんですよね。

 

そういう意味で希少な本です。

 

また風景の印象も負けていません。星空の写真も綺麗です。

著者はわたしと同じSamyang 14mm F2.8を使っているらしく、LEEソフトフィルターの存在をこの本で知りました。

その意味でも得たものはあったかなと思います。

 

色彩を極める

 

 

この本は人気の「〇〇を極める」シリーズです。

わたしはすでに「構図を極める」を持ってて面白そうだったので買ってみました。

 

 

「構図を極める」は名著です。初心者でもレベルアップしたいなら買っておくべき本です。

被写体に一歩近寄ることの大事さはこの本が教えてくれます。

 

ただし、この著者はクセがすごい。

色彩感覚が典型的アメリカンだし、絞り値はやたらあげるし、異常なまでにマクロが好きですし。

 

さて、この「色彩を極める」は配色理論を説明します。対比色とか類似色で仕上げるとどういう写真になるか?というところを攻めてます。絵画に通じるところがあるので、わたしにとって目新しい情報は少なかったです。

 

その作例なんですけど、著者の好みで原色バリバリなのでちょっと参考にしづらいものが多いです。が、たまにハッとさせられるのもあります。

 

個人的には単色縛りとか、あーいいなと思う考え方もあるので、著者のシリーズが好きな方は買っておいてもいいかも。ただ、シリーズを買い揃えてからでもいいような。

 

星空撮影の本

星と月の撮り方入門 

 

こちらはkindle unlimitedで読める星空撮影の本としては決定版。

星空と月撮影の設定、撮り方、道具の全てを網羅して抜け目がない本です。

 

星はこれだけ買っておけばいい。

そう断言したいところですが最近新たな本を買いました。それは次へ。

 

成澤広幸の星空撮影塾  

 

こちらは最近出たばかりの本です。DVD付きでありながらまだ確認してないのですが・・・。

特色は天体観測のページの豊富さです。カメラ用レンズでなく天体望遠鏡レンズを使用して星雲を撮ったりします。

 

それには赤道儀(星の動きとともにカメラを追従させてくれる装置)が必要です。

赤道儀の使い方について、紙面だけでなくDVDでも解説してくれる充実な内容になってます。

 

それもそのはず、この著者の方、元Vixenの人です。

天体望遠鏡とか、さっきの赤道儀を作ってる光学メーカーです。

 

そのせいかVixen推しなのが気になりますが、それはさておき先の本と同じくらい丁寧に解説してます。被ってる内容も多いけど、赤道儀はちょっと気になるところなので買っちゃいました。

 

ライティング関係の本

光の魔術師イルコのポートレート撮影スペシャルテクニック

 

 

今年初めてCP+に参加して初めて知ったフォトグラファーのイルコさん。

彼のセミナーを見てライティングやってみようかなと思って即買った本です。

 

初心者向けなようで、一から説明する感じではなくかいつまんだ解説。実は経験者向けです。それでも、作例のレベルにすげーと思う本です。

 

ただね、セットが凝りすぎて真似しづらい。

ライティングは次の本が入門書です。 

 

クリップオンストロボ本格ライティング 

 

 

ライティングの基礎を一から教えてくれる本はこれで決まり。

説明は朴訥な感じですが、一個一個丁寧に解説してくれます。

特に撮影設定については細かく、絞り・シャッタースピード・iso感度を少しずつ変えるとどうなるか、写真で説明してくれるところがありがたい。

 

道具の説明も豊富ですね。スヌートというのはこの本で知りました。

 

集光させてスポットライト的な光にするアイテムですね。ちょっと気になります。

 

玉ちゃんのライティング話

 

 

なぜかkindle版しか適正価格なものがありません。

こちらの本は、対談方式で説明するので語り口は優しいですが、内容は初心者から上級者まで幅広く役に立ちます。

ブツ撮りメインです。参考にすれば広告写真みたいなのが撮れそうな感じ。

amazonレビューでは、プロも参考にしているとか。

 

加筆前の内容にはなりますが、実は全部webで読めます。

shuffle.genkosha.com

これでも十分といえば十分。ただ本の方が見るとき楽なのと、作例が大幅に増えています。

 

Lightroomレタッチ関係

カラー作品を仕上げるRAW現像テクニック

 

 

Lightroomで調整できる要素を一から教えるというより、この写真をよく仕上げるにはこれとこれとこれをいじればいい、という感じで作例が次から次へと出てくるスタイル。

とても合理的でわかりやすい。

 

当然重複する部分もありますが、そのぶん記憶に残るのでGOOD。

この本最大のポイントはどこまでレタッチするか?というところ。

著者は階調のつぶれにめちゃくちゃシビアで、執拗なまでにトーンを残すよう説いています。

 

nik collectionの簡単な解説もありますし、買っておいて損はない本です。

 

作品づくりが上達するRAW現像読本

 

 

オールドレンズでおなじみ澤村さんはレタッチャーとしても一流だと気づかされる本。先の本との違いは、こっちの方が部分補正のページが多いというところです。

まーどちらにしても作例が豊富でとてもわかりやすい。

 

作例で職人さんの写真の編集前後を載せていますが、それが一番すごかった。

澤村さん独特の鈍色の配色と適切な明暗のつけ方で、超シックな写真に生まれ変わってます。もはや別物。

編集中の画面の写真を見ると、部分補正の塊で、素直にすごい。

 

オールドレンズの収差の修正とかも載ってるのでこれも買ってよかった本です。

 

ちなみにわたし、レタッチ関係の本で得たワザを解説する記事を書いてますので、よかったらどうぞ。

 

www.maru-shikaku.net

 

写真について考えたい時に読む本

偉大な風景カメラマンが教える写真の撮り方

 

 

今年の2月頃に書評を書きました。詳しいことは下の記事へ。

 

www.maru-shikaku.net

 

初心者でも読める本です。作品+コメントで2ページというだけのシンプルな構成の本です。写真のジャンルは大きなくくりでは風景ですが、日常、報道、アートと様々。

 

様々な写真家の作品を知れることと、どのページも写真というものについて考えさせられるのがポイント。

以下わたしの記事から抜粋。

撮影テクニックももちろん大事ですが、本書冒頭2ページに書かれてあることの方がもっと重要です。

抜粋すると、

「何」が、あなたの思考や感情を刺激するのでしょう?

「いつ」、そこで写真を撮りたいのでしょう?

「どのように」その写真を撮りたいのでしょう? (p.6)

この「何を」「いつ」「どのように」の3つの要素を組み合わせると、あなたの写真は何か意味をもつものへと進化します。 (p.6)

 もう最初に超重要なこと言っちゃってますね

この3つを意識して本書を読んでみてください。

きっと気づくところがあるはずです。

誰が何を言おうとこれが写真の基礎だということを気づかせてくれる。

たまに読み返したくなる本です。

 

光と影の処方箋

 

 

今年買った中ではベストのカメラ本。

ネイチャーフォトグラファーの第一人者・相原正明さんが著者。

初心者を脱した人〜上級者向けです。

 

写真と、どう撮ったか?その心構えは?というコメントで2ページの構成は先の本と一緒です。この本は心構えのコメントがいい。

名言の宝箱です。というか本の全文をここに載せたい。笑 

 

ちょっとだけ、最初の森の写真についてのコメントを抜粋。

森の撮影は難しい。何の変哲もなく、どこでも同じようになってしまい撮る場所なんかない。誰もがそう思う。僕も毎回そう思う。だが、それは大きな間違い。自分が森のリズムと共鳴し木と対話しない。森の中の招かざる観光客になっているからだ。森に入るときは森を好きになること。自分が好きだ、気持ちが良いと思える森を探すことが大事だ。人でも、自分のことを好きになってくれる人には心を開く。森も同じだ。これを撮ってやろうなどと、上から目線の気持ちを出してしまうと森は心を開いてくれない。良い作品が撮れなくてもいい。この森にいるだけで自分は幸せ。この森にいたいがためで写真を撮るのは口実。そんな気持ちがないと森はいつも変哲もない表情しか見せてくれない。森の表情は、自分の心の表情の鏡なのかもしれない。心の鏡を磨くことが、素晴らしい木との出会いをもたらせてくれるのだ。(p.8)

森はどんな単語でも置き換えられますね。間違いなくいい本です。

 

おまけ:ライカの本

カメラホリック (ホビージャパンMOOK 901)

 

 

ライカファンによるライカファンのための本。ライカにちょっとでも憧れてる人のための本でもあります。

割高ですが、内容は価格相当かと。

ライカの魅力が詰まっていれば、それで何もいらないという方が買う本です。

 

作例は素晴らしい。やはりハービー山口さんのポートレートは群を抜いていいなーと思います。

他の方もすごい。やはりライカはポートレート、曇り空、残照のときにすさまじい諧調表現をするのだなと気付かされます。

 

文章ではレタッチの本で出てきた澤村さんのM型ライカの魅力のところで、

ジャストでピントを合わせれば、被写体を極めてシャープに切り取れる。わずかに前ピン気味で捉えれば、ほのかな滲みとともに柔らかくなる。(p.78)

 

ここの点もそうだし、すべて自分で決められるというのがマニュアル機のメリットでしょう。

 

あとは赤城先生のライカ購入指南も名コーナー。

わたしはフィルムには手を出さないと決めてますが(ほどほどに楽に撮りたいから)、フィルムの中古ライカの探し方が独自の視点で書いてありますので、参考になる方は多いはず。

 

 

以上、13冊。色彩を極めるはビミョーでしたが、そのほかは買ってもいい本ばかりです。今回見返してみて内容を思い起こすことが多々ありました。

技術系の本は何回も読まないとダメですね。

 

とはいえ新しい本が出たら買っちゃうな。来年も本が増えそうです。

それでは。