まあるい頭をしかくくするブログ

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カメラを中心とした、生活に”こだわり”を見つけ出すブログです。

プーシキン美術館展の感想@東京都美術館

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【追記】関西会場の概要を追加しました。

こんにちは、maru-shikakuです。

 

この間行ってきた東京都美術館の『プーシキン美術館展』。

膨大な収蔵品を有するプーシキン美術館の中から、17〜20世紀のフランス風景画にテーマを絞った展示らしいですね。

 

旅するフランス風景画と銘打っていますが、フランスに留まらずゴーギャンのタヒチ、果てはルソーの想像上のジャングルといった景色を楽しめます!

 

また、その絵がどこで描かれたのか?という点をチェックしながら観ると、画家の個性とその風景の特徴がうまく融合してるなーという絵ばかりなので、要確認です!

 

   

混雑具合

開催2日目14:30頃に行ってきました。

チケット売り場で並ぶのが嫌なので、上野駅構内公園口近くにある、上野界隈の美術館のチケットを全て扱ってる売り場でチケットを購入。

そしたら、美術館の売り場は全然並んでなかった^^;

 

本展の方は、人はそこそこいるけど、流れに身を任せればじっくり間近で作品を観ることができます。

 

東京都美術館は、作品の質と量については近くの国立西洋美術館や六本木の国立新美術館には敵わないけど、その分、人混みは少ないからいいところです。

 

概要

会場:国立国際美術館(〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-2-55)

開館時間:10:00 ─ 17:00 ※金曜・土曜は21:00まで(入場は閉館の30分前まで)

休館日:月曜日(ただし、8月13日(月)、9月17日(月・祝)、9月24日(月・休)、10月8日(月・祝)は開館。9月25日(火)は休館)

観覧料:一般1,500円(1,300円) 大学生1,200円(1,000円) 高校生600円(500円)

※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下無料(要証明)
※心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
※本料金で同時開催の「コレクション1」もご覧いただけます
※前売券、グッズセット券なども販売中です(詳細は展覧会公式サイトをご覧ください)
※当館では前売券の取り扱いはしておりません
※チケット取り扱い:展覧会公式サイト(オンラインチケット)、チケットぴあ(Pコード:769-010)、ローソンチケット(Lコード:57700)、セブン-イレブン(セブンコード:064-439)、イープラスほか

出典:http://www.nmao.go.jp/exhibition/2018/post_188.html

 

会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)

休室日:月曜日※ただし、4月30日(月・休)は開室

開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)

夜間開室:金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)

観覧料:一般 1,600円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 高校生 800円 / 65歳以上 1,000円

出典:http://www.tobikan.jp/exhibition/2018_pushkin.html

 

感想

17世紀までは想像上の絶景が人気

絵を買ってくれる人は王侯貴族がメインなので、聖書や神話の物語の一部を切り取った絵が好まれるのです。

風景はあくまで添え物の扱いがほとんどですが、やっぱり絶景好きという方々は昔から一定数いたわけで、17世紀までは想像上の絶景画が人気でした。

 

プーシキン美術館展の前にやってたブリューゲル展。

そのブリューゲル一族も想像上の絶景を描きまくって人気になったことは下の記事で書いた通りです。 

maru-shikaku.hatenablog.com

 

この時代の絵では、ユベール・ロベール『水に囲まれた神殿』が印象的!

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美術館に置いてあった号外から。

実際の神殿はここまで荒れ果ててなく、海に沈んでなかったのですが、そこはロベールの脚色と書いてありました。

 

やっぱコローはすごい

絶景だらけの絵を鑑賞したら、もうスケールの大きい絵はお腹いっぱい。そんな時にコローの絵がぽっと出てくると、ちょうどいいんですよ。

 

ありのままの自然を書き始めたのはコローが最初。といっても見たまんまではなく独特の灰色を多用し、コローの世界観を表現しています。

この灰色がたまりません。白を使ったのもコローが最初かも。白はその後の印象派にとって最重要の色となってきます。

 

印象派と旅のつながり

ここがこの展示会で一番言いたかったことじゃないかな。

19世紀後半に鉄道ができて、人々は気軽に郊外へ出かけるようになりました。

すると画家の方でもお出かけ・旅行スポットに行ったり住んだりして、風景と景色を楽しむ人々という絵を描くスタイルが生まれます。

 

 

こちらが本展の目玉、モネ26歳の作品『草上の昼食』。

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めっちゃ下の有名な絵を意識してて面白い笑。タイトル一緒ですし。

作風はすでにモネだけどね。

 

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参考:マネ『草上の昼食』

 

古典的な風景画では、絶景感を出すために人はミニチュアサイズがほとんどでしたが、印象派あたりになると、ほんとに見たままの風景と人々を描くようになります。

 

見たままを描く。それだけで新しかった時代だったんですね。もちろん印象派の技術革新「タッチを残して素早く描く」も相まっていますが。

 

まだ見ぬ風景を求めて

絵画の世界でも二番煎じには価値がないらしく、同じ風景を描いている画家同士ってないんじゃないかな。それくらい、この場所はこの人!という区切りがはっきりしています。

 

そうなると、まだ描いてない場所はないか?と風景を探す旅になっていきます。

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左:ポール・セザンヌ『サント・ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め』

右:アンドレ・ドラン『港に並ぶヨット』

ドランからは南フランスの常夏感が伝わってきますねー。

セザンヌは何を描いているのかわからない。

この抽象的な作風がのちにピカソの絵へ反映されます。

 

おまけ(美術館ショップにて)

旅するフランスビスケットを買ってみた!

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お土産で喜ばれそうなビスケットがショップに売ってました。

 

広げてみると・・・

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入ってたマップのデザインがかわいい!

これに近いデザインで手ぬぐいが売ってて、あれも買っときゃよかったかなー。

 

このマップ、誰がどこの風景を描いたか丸わかりです。

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やはりパリ周辺は混戦状態ですね。マルケの顔がかわいい。

 

ほとんどの画家はフランスで描いている中、

DSC05508のコピー

ゴーギャンは風景を探してタヒチへ。

ルソーに至っては想像のジャングル!

 

ルソーは近くの植物園に何度も通い、知識と想像力から壮大なジャングルの絵を描き続けました。

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こちらも本展の展示品です。

17世紀の想像の景色に戻ってきましたね。

歴史が繰り返されてて面白い!

 

まとめ

  • プーシキン美術館展は派手さはないけど風景画の歴史がわかっておもしろい!
  • 個人的にショップのアイテムが凝っててそっちも要チェック。

ショップにはピクニックセットが売られてて、買い占めたらリアル草上の昼食ができそうでした。

 

東京都美術館は二大美術館ほどのパワーはないけど、展示の仕方やグッズのデザインでカバーしてて好感が持てます。

 

あとはもうちょっと観覧料を安くしてほしいところですが・・・

 

 

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