こんにちは、maru-shikakuです。
ついに10万円を超えるレンズを初めて買ってしまいました・・・!
冬のごほうび(現金)を前借りして^^;
ここまできたら後には戻れない。
でもGレンズですよ。白レンズですよ。
これでわたしもガチ勢の仲間入りです。
・買って届いた時の印象
でかいし、白いのが結構目立って恥ずかしいな。
→そんな気にならなくなった。大きさも持ちやすくていい。
慣れは恐ろしいね。こうやって人はずれてくるんだろうね。
冗談はさておき、FE 70-200mm F4 G OSS、初の望遠ズームで使いこなせるか心配だったのですが、70mmスタートは普通にとっても使いやすいです。
つけっぱなしでも大丈夫。
描写もかなりの優等生で、さすがGレンズといったところ。
これからの紅葉シーズンが楽しみです!
この商品は新商品ではないので、わたしと同じように、
望遠ズームレンズってどんな感じ?
って人に向けてレビューをします。
画角がどれくらい狭くなるのか?とかね。
作例もご紹介します!
FE70-200mm F4 G OSSを選んだ理由
望遠ズームレンズにしては軽い(840g)
以前どの望遠レンズを買えばいいか?という記事を書いた時に、
軽さと金額を考慮して、
- FE70-200mm F4 G OSS
- FE70-300mm F4.5-5.6 OSS
に絞ったのです。
840gという重量は望遠ズームにしては軽量です。数字だけだとずっしりしてそうですが、さっきも書いた通り大きさがあるので、重さを感じさせません。
描写を重視
再び調べてみた記事の話。
70-200と70-300のどっちがいいかご意見を募ったところ、
- 200mmまでと、それ以上の焦点距離は別物として考えた方がいい
というコメントを複数頂きまして、今回決心しました。
貴重なご意見ありがとうございました!
比較はできてませんが、解像度はこちらがいいとの評価らしいです。
200mm F4ではとろとろにボケるのでポートレートにも最適です!
価格は?
新品で14万円です。amazonだと13万くらいかな。
現在キャッシュバックキャンペーン(11/11まで)で1万円が戻ってきます!
中古も考えたのですが、
- 三脚座がついてないのが多い。
- ついてるので状態がいいのだと、新品とそんなに価格差がない。
ということで新品を選びました。
外観
レンズ全長は17.5cm。
FE55と比較すると大きさがよくわかりますね。
付属のフードを含めると20cmを超えます。
こちらのフードはよくできていて、
内側は反射防止のフッサフサな素材が貼り付けられています。
触ると気持ちいい。
それと先端部の黒い部分はゴム。気軽にフードを下に縦置きができます。
プラス、付属のケースを適当にはめて、
こんな感じで保管してます。うん、ケースを考えた方がいいね。
三脚座付近に物理スイッチが4つあります。上から、
- AF・MF切り替え
説明不要ですね。
- 焦点距離FULL・∞ - 3m切り替え
遠くのものだけ狙う場合は、∞ - 3mにセットした方が幾分AF速度が速くなる&合焦が迷わなくなるらしい。
前ボケしたい時に使えるかも。
- OPTICAL STEADY SHOT ON OFF切り替え
手振れ補正機能です。商品名のOSSは略字なんですね。
α7Ⅱ以降の機種ですと、ボディ内手ぶれ補正とダブルの効き目があります。
どれくらい効果があるのか?実態の話は後ほど。
- MODE 1・2切り替え
最初何を意味するのかよくわからなかったこのスイッチ。
MODE2は流し撮り用の手ブレモードらしいです。
滅多に使わないので通常のMODE 1固定で。
その他、ズームリングとピントリングの間にピントロックボタンが上・左・下の3ヶ所についてます。
押してる間だけ、ピントが固定されます。
前玉に色々情報が書いてあります。
- フィルター径φ72mm
- 最短撮影距離・・・70mm:1m、200mm:1.5m
このレンズ最大の欠点が寄れないことですね。
200mm
これが精一杯。どうしても近づけたいなら、接写リングかクローズアップレンズで対応かな。
作例
オリオン座流星群の日に湘南平に行き、星を撮りました。
画面のすぐそばに一つ流れたのがあったけど、結局流星は映らずorz
星を撮った後、こちらのレンズで朝焼けの景色を撮影したので、作例とします。
画角の変化
70mm。街だけ部分フィルターでシャドーを起こしてます。
レタッチでやる気出した写真はこれだけ笑。以下ちょっと整えただけの写真が並びます。
このレンズの70mmはかなり描写が切れるのでいい。
それに70mmはそこまで狭くないので、普段でも使えます。
だんだんズームしてきます。
100mm。なぜかこれだけあらぬ方向を撮ってしまった・・・
100mmと次の135mmのあたりはポートレートに便利な画角です。
上半身を切り取りやすい。
135mm。だんだん明るくなって夜景の迫力がなくなってしまった。こういう時もたつかず撮れるようになりたい。
200mm。遠くの江ノ島もここまで拡大!
200mmは切り取る構図だったり、遠景を圧縮効果で引き寄せて特徴的な絵作りにするとかですね。
画角比較をまとめます。FE55mmで撮った写真にマークします。
こうしてみると、200mmはかなり狭くなります!
ちなみに湘南平から富士山が。
135mm。この後朝焼けで雪が赤く染まるタイミングを逃してしまいました^^; 次こそは!
反対側は東京方面も見えます!
この写真をトリミング拡大すると、
ど真ん中にスカイツリーが見えるのがわかるでしょうか?
これを鮮明に写すには400mm以上、500もしくは600mmまで必要かもしれません。
ボケ
70mmのボケ
70mm, F4
とても自然なボケです。
70mm, F5.6
70mm, F8
200mmのボケ
望遠側、特に200mm F4はボケが大きい。
適当な作例がなくてスミマセン^^;
200mm F4
うーん、説得力に欠けるので作例の追加をご期待ください笑!
収差
FE 70-200mm F4 G OSSは収差の少なさで有名です。
その割にボケもいいところがGレンズたる所以です。
70mmはタル型収差
BEFORE
AFTER
わきっちょのススキがちょい歪んでたけど。ほぼ無視していいレベルです。
200mmは糸巻き型収差
BEFORE
水平線が緩やかなへの字になってます。糸巻き型収差。
AFTER
グラデーションが綺麗な朝焼けでした。
いずれもRAWで撮影して、Lightroom内でレンズ補正をかけるとすぐ直る!
特に200mm開放で空を写すと周辺減光がやや大きい場合があるのですが、そちらも修正されます。
取り込んだら自動で補正がかかるので手間じゃありません。
ダブル手振れ補正の効果
200mmは1/25秒が自己ベスト
ダブル手振れ補正付きの軽量レンズだから積極的に手持ち撮影をしたくなります。
じゃあ三脚なしの200mmで、どの程度までシャッタースピードを遅くしてもブレないかというと、
200mm, 1/25秒
トリミング拡大
1/25秒まではいけました!
1/10秒台は厳しい感じです。
望遠レンズの構え方
ただし普通に構えたのでは手ブレてしまいますので、
カメラ・一眼レフの構え方 / 遅いシャッタースピードでも、ぶれてないポートレート写真を撮るポイント【イルコ・スタイル#023】/ How I hold my Camera - YouTube
イルコ・スタイルを参考にしてやってます。
- 左手でアイーンのポーズ(顎は出さなくていい)
- レンズを肘の上に置いて固定
- カメラ本体の左側面を左肩に押し付けて固定
- 余った左手は右手首に巻きつける
こんな感じでがんじがらめにすると、結構安定しますのでお試しあれ。
基本スペック(価格ドットコムから)
基本仕様 | |||
---|---|---|---|
対応マウント | α Eマウント系 | フォーカス | AF/MF |
レンズタイプ | 望遠ズーム | 詳細レンズタイプ | 望遠ズームレンズ |
フルサイズ対応 | ○ | ||
レンズ構成 | 15群21枚 | 絞り羽根枚数 | 9 枚 |
焦点距離 | 70~200 mm | 最短撮影距離 | 1 m |
最大撮影倍率 | 0.13 倍 | 開放F値 | F4 |
画角 | 34~12 度 | 手ブレ補正機構 | ○ |
防塵 | ○ | 防滴 | ○ |
サイズ・重量 | |||
最大径x長さ | 80x175 mm | 重量 | 840 g |
フィルター径 | 72 mm |
まとめと追加作例
- 70-200mmは意外と普通に使える焦点距離で便利
欠点は
周辺減光がキツイ場合がある、テレコン使えない、ゴースト・フレアはちょっと弱い
といろいろありますが、収差が少なくボケも柔らかいし解像度もGOOD!
【追記】ちょっと作例が少ないので徐々に追加しておきます。紅葉は今年こそ頑張ります💦乞うご期待!
そろそろ買ってから1年経ちますが、意外とポートレート用途で使える印象です。