まるしか Photo & Art Blog

一眼撮影と美術展感想がメインテーマの、ちょっと突っ込んでみたブログです。

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美術展感想

コンスタブル展の感想@三菱一号館美術館(東京)

こんにちは、まるしかです。 35年ぶりの回顧展。 偉大なイギリス風景画家ターナーの影に隠れがちなコンスタブルに、スポットライトが当たりました。 目玉はなんといっても、横2m越えの大作『ウォータールー橋の開通式』でしょう! この作品、デカイだけじゃ…

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展の感想@国立西洋美術館

【追記】実際に見に行きましたため、大幅に加筆修正しました。 こんにちは、まるしかです。 展示会再開がいいのか悪いのか複雑な中、さっと行ってきました! 実際、最高でした!! 思ってたよりも大きい作品が多く、その迫力に圧倒されます。 こればっかりは…

ハマスホイとデンマーク絵画展の感想@東京都美術館

こんにちは、まるしかです。 誰もいない室内のむこうに、こちらに背を向きピアノをひく孤独の女性は架空の存在だったかもしれない? 独特のモチーフに灰色の世界で再評価されている19世紀後半のデンマーク画家・ハマスホイの回顧展が12年振りに再開です! 初…

ハプスブルク展の感想@国立西洋美術館

こんにちは、maru-shikakuです。 ハプスブルク家とは、ヨーロッパのほぼ全域を650年支配し続けた一族です。 なぜ長年支配を続けられたのか?拡大できたのか? それは基本的に戦争によって領土を獲得したのではないからです。戦争は負けるリスクがあります。…

コートールド美術館展の感想@東京都美術館

こんにちは、maru-shikakuです。 印象派の有名絵画ばかりの夢の展示がこの秋実現します! というのも、ロンドンの超有名なコートールドコレクションが、美術館の改修工事に合わせて日本にやってくるわけでして。 中でもセザンヌのコレクションは世界的にみて…

ウィーン・モダン展の感想@国立新美術館

こんにちは、maru-shikakuです。 ちょっと遅れちゃいましたが、先日クリムト展を鑑賞し、せっかくならとウィーン・モダン展にも今回行きました。 クリムト展はクリムト個人にスポットライトを当てた展示でしたね。 www.maru-shikaku.net この記事で説明する…

クリムト展の感想@東京都美術館

こんにちは、maru-shikakuです。 なんと東京では40年ぶりに開催されるというクリムト展、はっきり言って期待以上の展示でした! こちらは本展示会目玉の『ユディトⅠ』。 グスタフ・クリムト『ユディトⅠ』1901年 ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館蔵 図録を…

ラファエル前派の軌跡展の感想@三菱一号館美術館

こんにちは、maru-shikakuです。 印象派が絵画の歴史に絶大なインパクトを与えるほんの数十年前、イギリスを中心にラファエル前派という芸術運動があったこと、知ってました? わたしは知りませんでした。そもそもイギリス絵画は、有名な風景画家ターナーさ…

奇想の系譜展の感想@東京都美術館

こんにちは、maru-shikakuです。 真面目なのかふざけてるのか、よく分からない。 そんな江戸時代の奇想絵画ばかりを集めた展示が現在開催中です。 伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、岩佐又兵衛、狩野山雪、白隠慧鶴、鈴木其一、歌川国芳 計8人の画家の代表作を…

新・北斎展の感想@森アーツセンターギャラリー

こんにちは、maru-shikakuです。 2019年冬の美術展は、新・北斎展で決まりです。 というのも、北斎の全生涯の作品を取り上げた過去最大の大回顧展だからです! これは前代未聞ですよー。 超有名な『神奈川沖浪裏』を始めとする富嶽三十六景なんて、 たった3…

ムンク展の感想@東京都美術館

こんにちは、maru-shikakuです。 まさか100%ムンクだけで、約100点も上野にやってくるとは思いませんでした。 もちろん、『叫び』もやってきます!初来日! 『叫び』オスロ市立ムンク美術館蔵 チラシを撮影 橋の上の男が、自ら叫んでいるように誤解されるこ…

ルーベンス作品の特徴を解説!(2018年ルーベンス展@国立西洋美術館より)

こんにちは、まるしかです。 ルーベンスはわたしにとって、子供を描かせたら世界一な画家です。 国立西洋美術館が所蔵してるルーベンスの子供の絵が最高なんです! 『眠るふたりの子供』国立西洋美術館蔵 現地にて撮影 髪の毛がクリクリなのと、何と言っても…

フェルメール展の感想@上野の森美術館

【追記】大阪会場の開催概要を追加しました。 こんにちは、maru-shikakuです。 白いトンネルを抜けると、フェルメールルームだったーー。 1部屋でフェルメール8作品全てが見渡せるその部屋に入った途端、 まるで『雪国』の冒頭文のように世界が開けたような…

ボナール展の感想@国立新美術館

こんにちは、maru-shikakuです。 ピエール・ボナールといえば、望遠レンズで写した世界のように遠近感が薄く、極端に平面的な絵が特徴的な画家という認識でしたね。 実際若い頃の作品でこんな絵が展示されています。 《庭の女性たち》1890-91年 オルセー美術…

フェルメール展にむけて予習しよう。作品の魅力を掘り下げます。

いよいよ!10/5よりフェルメール展が上野の森美術館で始まります! 過去最大の9作品が来日するというビッグイベントです。もう行くっきゃないね。 個人的には日本初公開の、 赤い帽子の女、ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵、今回展示予定 この絵が気に…

藤田嗣治展の感想@東京都美術館

【追記】京都会場の概要を追記しました。 こんにちは、maru-shikakuです。 乳白色の肌がとても繊細で美しい油絵を確立した藤田嗣治の大回顧展が、東京都美術館で開かれました。 藤田の生涯を通した作品群が130点も展示されていて、作風は二転三転しています…

【モダンアートの元祖!?】モネ展の感想@横浜美術館

こんにちは、maru-shikakuです。 2018年のモネ展は今までの印象派展とはちょっと違います。 今まではモネ、マネ、ルノワールといった印象派のグループでまとまって印象派オンリーという展示が大半でした。 が、今度のはモネ+モダンアートという組み合わせが…

ミケランジェロと理想の身体展の感想@国立西洋美術館

こんにちは、maru-shikakuです。 ミケランジェロの彫刻作品が所蔵元を離れるというのは、ただそれだけで大事件です。 出典:http://michelangelo2018.jp/highlight.html それもそのはず、絵画と違って彫刻は持ち運ぶのが大変。 ブロンズなら型があるので、複…

表参道の撮影スポット「根津美術館」を撮影!自然と建築の融合が絵になる!

こんにちは、maru-shikakuです。 NHKの日曜美術館をふと見たら、根津美術館という表参道の美術館が特集されてました。 www.nezu-muse.or.jp 名前だけは聞いたことあるけど、純和風な外観だし撮影にも良さそうな場所だな〜。 と思い立って、行ってきました! …

ルーブル美術館展2018の感想@国立新美術館

【追記】大阪会場の開催概要を追加しました。 こんにちは、maru-shikakuです。 今年もやって来ました!3年ぶりのルーブル美術館展ということで、今回のテーマは『肖像芸術ー人は人をどう表現してきたか』。 油絵はもちろんありますが、メインは王族の彫刻。 …

上野の隠れ撮影スポット「国立西洋美術館 常設展」で撮影しました

こんにちは、maru-shikakuです。 美術館に行ったよって写真を撮りたいけど、絵画は撮影禁止のところが多いですよね。 いつもやってる常設展なら撮影可能なところがあります。 その中で、絵画が魅力的でかつ建物がかっこよく、撮影スポットとして最適なのが、…

プラド美術館展の感想@国立西洋美術館

【追記】兵庫県立美術館での展示の概要を追加しました。 こんにちは、maru-shikakuです。 スペインの画家ベラスケスの作品が中心のプラド美術館展に行ってきました。さすがに、あの有名な大作『ラス・メニーナス』は来ませんが、7点のベラスケス作品が観られ…

ルドン展の感想@三菱一号館美術館【華やかなルドン!】

こんにちは、maru-shikakuです。 オディロン・ルドンの大規模な展示会が現在(〜5/20(日))、東京丸の内の三菱一号館美術館で開催されています。 この規模のルドン展は、2012年、同じく三菱一号館美術館が購入した、ルドンのパステル画『グラン・ブーケ』の初…

『ブリューゲル展』東京都美術館に行ってきての感想

こんにちは、maru-shikakuです。 ブリューゲルといえば、〇〇展といった特別展の主役を引き立たせる脇役のイメージでした。 今回初めて知ったのですが、150年、4代にも及ぶ絵画一族だったんですね!有名なのは花のブリューゲルとも呼ばれた、一族の2代目ヤン…

「横山大観展」山種美術館に行ってきました

横山大観「作右衛門の家」山種美術館 こんにちは、maru-shikakuです。 生誕150周年を迎えた日本画画家、横山大観。 それを記念して、4/13(金)から東京国立近代美術館で横山大観展が開かれます。 その前座として現在、山種美術館では「横山大観 ー東京画壇の…