まるしか Photo & Art Blog

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SIRUIの自由雲台K-10Xをレビュー【アルカスイス互換】いい三脚以上に雲台は大事だと実感。

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こんにちは、maru-shikakuです。

 

三脚を立てて星を撮ってたら、じわじわとカメラが回転していた・・・!

ということが先日ありました。

 

カメラが上を向いてると、レンズの重さで三脚ネジがだんだん緩んじゃうんです。

 

初心者向けの三脚を使ってるからしょうがないけどね。

 

じゃあ三脚ごと取り替えるかと思いたいところですが、中級者向け以上のものはなかなかの金額です。それにカメラががっちり固定される保証はない。

 

そこでまずは雲台を交換してみたら、凄まじく安定感が上がって満足!

ということで、SIRUIの雲台K-10Xをレビューします。

 

どの会社の三脚にも取り付けられます。

検索してみると、マンフロットのBefreeにつけたい人が多い感じですかね。

ちょっとでも三脚に不満があるなら検討価値ありです。

 

 

雲台を交換したかった理由と欲しいスペック

三脚はずっとSLIKのスプリントミニを使ってます。

 

↑使っているものは廃番になっちゃっててこちらが代替品。

 

スペックとしてはエントリークラス。

1kgを切る軽さで持ち運びに便利だし、何より1万ちょっとと安いのが魅力的です。

 

クイックシュー方式です。

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クイックシューをカメラの三脚穴に取り付ければ(ボロッボロ・・・)

 

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ワンタッチでカメラを三脚に取り付けられます。

そこは便利。

 

しかし、 もう一度この写真。

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クイックシューのネジを締めてもいずれ緩んでくる! 

 

それと自由雲台です。

※自由雲台とはその名の通り、カメラの位置を自由に変えられるタイプの雲台です。3軸タイプに比べて軸調整レバーがないからコンパクトですが、安定感と微調整は劣る。

やっぱ安物なので、カメラの微調整が全然効かないんですよね。

 

その2点を解消するスペックはこれだ。

  • アルカスイス互換

アルカスイス互換とはおおざっぱにいうとユニバーサルなカメラとの接続方式です。

どの会社の三脚でも雲台がアルカスイス互換なら付け替えが可能なのがメリット。 

例えば三脚→ミニ三脚に切り替えるのもワンタッチです。

 

とたいていの説明には書いてますが、わたしにとってもう一つ大事なポイントがあります。

そのポイントは後ほど・・・。

 

  • 微調整の効く自由雲台

確かに3軸方式は憧れですが、三脚ケースに収めるのを考えた時にやっぱりレバーが邪魔になるんですよね。

もっと動かす時に抵抗のある自由雲台なら微調整が効くかなと思います。

 

なぜSIRUI K-10Xを選んだか?G-10Xとの違いはフリクションメモリー機能

上の2点を考慮して選んだのがK-10X。

KシリーズはK-20, 30, 40Xとあるのですが、オーバースペックに感じて10Xにしました。

 

同社の似たようなスペックでは下位スペックのG-10Xがあります。

約2千円の差。

 

ボール径(33mm v.s. 29mm)や最大搭載荷重(20kg v.s. 18kg)という差はありますが、一番のポイントはフリクションメモリー機能です。

 

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一番でっかいダイヤルがボールを固定する役割です。

このダイヤルに数字が書いてあって、高い数字ほどボールが渋くなります

固定される一歩手前くらいに合わせれば、微調整が効きますし、急にがくんと動かない!

 

この機能はとっても重宝!これだけで2千円の価値があります。

 

逆にG-10Xでいいやと思ったなら、最大積載重量は10kgに下がりますが、

 

マウントアダプターでおなじみK&F Conceptの三脚なら、アルカスイス互換ですし、似たような雲台+三脚でG-10Xと同じ価格なのでお得です。

 

外観・三脚への取り付け方

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SIRUIマークの巾着袋にブツが入っております。

 

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ボール径の差がすごい。ボールはヌメヌメ動きます。高級感がすごい。

 

土台が大きい=安定感ですね。

そのぶん重量は380gとずっしりきます。取り付けたあとは全体で1kgちょうどに重量UP。いや、それでも十分軽い部類です。

 

さて雲台の交換ですが、

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手で簡単に外れます。

 

このネジへ取り付けるわけですが、ここで注意。

 

三脚のネジは2種類あります。

  • 太ネジ(3/8インチ)
  • 細ネジ(1/4インチ)

 

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K-10Xはデフォルトだと太いネジです。

エントリー〜ミドルクラスの三脚は細ネジがほとんどなので、付属の変換ネジを取り付けます(雲台の上にちょこんと乗ってるのがそうです)。

 

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手で回すだけ。あとは三脚のネジに取り付ける際に一緒に締め付けられます。

 

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でかいダイヤルは説明した通りボールを固定するもの。

後ろにちょっと隠れてるのは、軸方向に回転⇄ロック。

一番上のは、溝が切ってあるアルカスイス互換クイックシューをクランプするもの。

 

クランプ台にはカメラ脱落防止ボタンがあります。

後ろにボタンがあって、それを押しながらスライドさせないとシューが外れない仕様になってます。

 

自由雲台はやっぱコンパクトでいいですね。雲台付きで無事、SLIKのやっすそうな三脚バックに収まりました。

 

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付属のクイックシューも立派です。4つの凸凹溝はラバーの滑り止め。

赤い部分は縦構図でカメラが回転しないためのストッパーです・・・えっ?そうなんだ。とこの記事を書きながら調べてる最中に気づきました^^;(説明書読んでないのがバレた)

 

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だからこう取り付けるのではなくて、

 

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赤いレバーを引き上げてストッパーにすれば縦でもずれない。いっこ前の方がスマートではありますが。 

 

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締めるのは裏のネジですね。取っ手がついてありがたい。

そんな普段コイン持ってませんし。

 

まー、このクイックシューは望遠レンズFE 70-200mm F4 G OSSにあげちゃいます。別の固定方法を望んでいたので・・・それは次へ。

 

アルカスイス互換L型プレートと合わせれば完璧に固定!

さて!ここでアルカスイス互換最大のメリットに移ります。

 

わたしのカメラα7Ⅱでは、小指置きとして使っていたアルカスイス互換L型プレート。

α7Ⅱ plate

こいつの本来の用途がここにきて役に立ちました。 

 

上のはα7Ⅱ用です。α7Ⅲはα9用がいいとのレビューが。αシリーズのアクセサリはこちらでも紹介してます↓

【保存版】α7Ⅱのおすすめアクセサリー7つ(α7無印、α7Ⅲ用も)をご紹介! - まあるい頭をしかくくするブログ

 

汎用プレートは存在しますが、ぜひ使ってるカメラ専用のものを探して選んでください。ソニー以外の他社カメラ用のもあります。

専用品はやっぱりカメラへのフィット感が完璧ですから。

 

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L字プレートは溝が切ってあって、それが雲台とダイレクトにつながるんです!

L字プレートはカメラの形状に沿って作られているので動かない。

レンズの重さのせいでネジが緩むことが絶対にないんです。

 

さらに、 

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L字プレートのもう一つのメリット。

縦位置でもクイックシュー台が横にならないため、安定度が違います。

ただ、L字の縦部分は普段使いには邪魔です。

いつもは取り外して、小物入れに入れるようにしてます。

 

全体像と今後について

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望遠レンズを装着しても全然大丈夫ですね。

本来の星撮りもそうですが、望遠の野鳥撮りもしてみたい。

 

 

今回は応急処置的に雲台を交換しましたが、今後のことを考えるといずれは三脚も交換したい。

狙ってるのはこれ。

 

 

amazonなら脚のみという商品があります。

カーボン製、25mmパイプ径(ミラーレスなら十分)、そして最大高さが166cmというスペックで2万円半ばというのが魅力的。春までに手に入れたい。

 

ということで、雲台を交換したら捗るよという話でした。

ここで星空撮影に必要なものが大体そろったので、近いうちに「星空撮影に必要なものまとめ」という記事を書きます。

 

それでは。