こんにちは、maru-shikakuです。
せっかくα7Ⅱ持ってるし、アダプターかませて遊ぶか。
と、ついに手を出したオールドレンズの第1手が、
SMC Takumar 28mm F3.5。
マウントアダプターを中継しα7Ⅱに装着。iPhoneでの撮影です。
今回はK&F conceptのアダプターも追加購入。八仙堂さん、ごめんなさい。浮気しました。悪気はなかったんです。オールドレンズ用だし、安いのでいいやってことで、つい…。
中古カメラ屋で購入。外観こそ傷が目立ってはいますが写りには問題ない状態で¥6,000と安かった。
広角レンズを持たず、4月にちゃんとしたものを買うまで、とりあえずつなぎとしてのレンズを買っておこうという理由で購入。
ソニーのレンズ高い、というか広角レンズ自体が高いですし、こういう人結構いるかも。
あとは広角興味ないけど、とりあえず持っとく用とか。
また、α6000シリーズやフジのミラーレスなどaps-cのカメラだと換算42mmとなります。
広めの標準レンズとしてスナップでつかえそうですね。
そんな位置付けで買ったレンズですが、意外としっかり写りますね。さすがPENTAX。価格が安い・写りがいい、の2拍子が昔から揃ってるんですね。
あれ、速い…商品発売ペースが速い、は…?そこは聞かんでください。
レンズキャップには、PENTAXの生みの親・旭光学工業のASAHIが入ってます。
それでは目次です。
Takumarレンズの種類〜Auto, Super, SMCの違い
オールドレンズって調べたら同じレンズでも年代によって仕様が違ったりするんです。
Takumarレンズの場合、
- Auto Takumar
半自動絞りに対応したレンズとのことだが、当時のフィルムカメラの機能に合わせて売られたものと思われます。コレクターアイテム的な位置付け。希少で少々お高い。
- Super Takumar
レンズに放射性元素トリウムを配合させて光学性能をアップさせている。総称してアトムレンズとも呼ばれる。当然放射線出てますし、レンズもその影響で黄変しているものがあります。上下の2つと比べても安い。
- SMC Takumar
Super-Multi-Coatedの頭文字がSMC。多層コーティングのことです。SMCによって光の透過率と逆光耐性が上がります。私の持ってるFA77もSMC。今のペンタはHDコーティングが主流なので一世代前のコーティング技術ですね。
以上、3種類あります。
放射線はちょっと遠慮したい、安いのでいいとなると、必然的にSMC Takumarとなりました。
28mmはスマホ画角で使いやすい!
フルサイズカメラへの装着の場合に限りますが、SMC Takumar 28mm F3.5はスマホの映る範囲と近く、私の持ってるiPhoneでは全く同じです。
カメラを買う前、写真はスマホで済ませていたので、なじみのある画角。
みなさんもそうじゃないですか?だから使いやすい。
外観
小さい。とにかく小さくてこれが広角レンズ?と思っちゃうほど。
重量も212gと軽いです。
外装はアルミ削り出し。
やっぱ最近のプラスチック外装よりアルミの方が質感よくて好きですね。
まあレンズ内に静音AFモーターや手ブレ補正など、ごたごたつけてる現代の一眼レフレンズは重くなるから、プラスチックで少しでも軽さを求めるのはしょーがないです。機能は便利だからね。
ただ、機能重視で重くなること、さらにはでかく物々しいこと。それが、一眼レフが一般人から敬遠される大きな理由です。
少々脱線失礼しました。
絞り羽は5枚。絞ると五角形になります。ってことは玉ボケは五角形になるのか?
レンズの反射がキレイで撮りました。(トリミング使用)
ピントについて
私は電子ファインダーのカメラを使ってるのでピントの山は大変見やすく、絞り開放でも画面を拡大して確認できます。
レンズの話じゃないですね。
ピントは手動でがんばるしかないのですが、もし迷ったら、
焦点距離3m、絞り値F8に合わせとく。赤字になってるんで、すぐわかるはずです。
するとパンフォーカスになりますので、それでOK!画面全てにピントが合います。
その他
- ピントリングの操作感覚は重めで、MFにはちょうどいい。
- フィルター径は49mm。汎用性の高い径なので他のレンズとフィルターを使い回ししやすい。
- 角型のフードがあるみたいだけど、買ったものにはついてなかった。代わりにスカイライトフィルターをもらったのでレンズ保護用としてつけておく。
作例
山手西洋館で撮った写真を載せておきます。
逆光気味で撮ると、フレアがうすくかすみがかるように写って、オールドレンズらしさが増しますのでオススメ。
オールドレンズならモノクロも雰囲気でます。
よく見るとゴーストが絞り羽根の形、5角形になっています。
こちらの逆光はtakumarレンズ特有の光の2本筋が出てます。
光に関してはこういう線が出てた方が私は好きですね。
簡単にハイライトが飽和して真っ白になってしまうのですが、そこを逆に生かせば個性的な写真になります。
基本スペック
レンズ構成 7群7枚
絞り羽根数 5枚
重量 212g
最短撮影距離 0.4m
フィルター径 49mm
最大F値 16
まとめ
SMC Takumar 28mm F3.5は
- とにかく安い
- 広角なのに小さく軽い
- ビント迷ったらリングの赤文字を赤い印に合わせてパンフォーカス
とりあえず買っておいて損のない金額なのでオールドレンズ初心者にぴったりです。
その他オールドレンズの記事はこちら。