こんにちは、maru-shikakuです。
もう2ヶ月前になりますがようやくα7Ⅲを購入!
使ってるうちに前機種α7Ⅱとの違いがだんだんと見えてきました。
思った通り裏面照射型CMOSセンサーの高感度耐性は良く、もうそこだけでだいぶ満足なんですけど、他の細かいところも改良されています。
今回はα7Ⅲにして良かったところをつらつらと書きます!
- α7Ⅲは色表現がかなり良くなった。コントラストは高め。設定が必要
- シャッターショックがかなり減った
- 高感度耐性は確実に上がった。軽く検証してみた
- ホールド感は上がった
- バッテリーは持つ。撮影時の常時電源ONが現実となった
- ジョイスティックやタッチパネルによるAF位置指定が楽
- α7Ⅲに変えて良かったけどイマイチなポイント
- スペック表(価格コムより)
- 最後に。AFはAF-Cがヤバい
α7Ⅲは色表現がかなり良くなった。コントラストは高め。設定が必要
α7Ⅱ→Ⅲにして一番嬉しかったのが色の表現です。これだけでも買った意味がありました!
α7Ⅱはしょっちゅうホワイトバランスが転んだり、特に陰影の色味がおかしかったりしたのですが、α7Ⅲは安定してます。
センサーが一新して、同じ2400万画素でも階調性が良くなったのがかなり効いていますね。
色味はキヤノンや富士フイルムのような派手めなチューニングになってます。ニコンのZシリーズも鮮やからしいので最近の流行りですね。
わたしはさらに色が乗るのが好みで、クリエイティブスタイルをビビッドに設定してます。
ただしスタンダードでもビビッドでも、コントラストのつき方は個人的にきついです。
コントラスト-2でもちょっと高いかなと思います。
α7Ⅱとは+1くらいデフォルトで高い気がします。
そこでビビッドのコントラスト-3にセットして撮影してます。
また、ホワイトバランスで色を微調整できる機能がありがたいです。
ちょっとフィルム調を出すためにグリーンを+0.5〜1.0くらいに増してます。
α7Ⅲ + summicron R 50mm F2
フレアを出した柔らかい色調が好きです。オールドレンズと組み合わせればこのような写真が簡単に撮れます。
AFを必要としないオールドレンズ専用機としても、色表現の点で買い替えの価値ありですね。
シャッターショックがかなり減った
カシャァン!が、カシャに変わりました。笑
全然違います!!
体感でシャッターの動作が半分くらいの時間になってます。
流石にキヤノン一眼レフのパシャには敵いませんが、十分上品なシャッター音になりました。
シャッターショックが全然違うので、だいぶ手ブレが抑えられたと思います。
高感度耐性は確実に上がった。軽く検証してみた
α7Ⅱでは感度設定で無理があると、ものの輪郭が崩れていってしまいます。
α7Ⅲはisoを上げていってもノイズは増えつつもディティールを保ってます。
こちらの写真はiso1600で撮ったjpegをコントラスト調整だけして、等倍で切り出ししてます。
背景のボケの部分は若干のノイズがありますが、肌の部分は全く問題なしです!
これはすごい!等倍じゃなければ余裕でノイズレスです。
私は結構ノイズが気になってしまうほうですが、それでもα7Ⅲの高感度はすごいと思います。
iso1600が気軽に使えるのはかなり重宝します。
被写体ブレを防ぐために室内で1/100秒以上のシャッタースピードを稼ぐには、絞り開放気味でもiso1000以上はあげないといけない、もしくはフラッシュが必要になりますからね。
上はやや明るいところで撮ったもの。暗い場所ではどうか?
軽く高感度耐性のテストを行ってみました。
こちらがiso6400の写真です。暗部のノイズがちょっとだけ気になりますが、わからない方も多いのでは?
切り出ししてまとめるとだいぶ違うのがわかりますね!
こちらの写真を見る限りではα7Ⅱと2段の差があります。
α7Ⅱはiso6400となると、ちょっとみてられないノイズ量とディティールの崩れが見受けられます。
ホールド感は上がった
写真を見てもらいたいのですが、α7Ⅲはα7Ⅱよりグリップが数ミリ厚いです。
レンズがついてる方がα7Ⅲ
これも大きな改良です。わずかな差でかなりホールド感が違います!
α7Ⅱでは小指余り問題もありL型プレートを常備していました(グリップを縦に伸ばすため)。
α7Ⅲは小指は余るものの、グリップの奥行きがあるためしっかりホールドできます。
念の為α7Ⅲ用のL型プレートを買っておいたのですが普段はしまっておくことに。
その代わり三脚に取り付ける時のみ活躍させることにしました。固定時の快適さが段違いなのでやっぱりL型プレートは必須です。
三脚を使うなら、L型プレートとアルカスイス互換雲台でカメラを固定するのが依然としてベストですよ。
使用システム
バッテリーは持つ。撮影時の常時電源ONが現実となった
ミラーレス最大の欠点である起動時の遅延。
これを避けるには撮影中常に電源をONしたいところ。
α7Ⅱでは電源ON→撮ってはOFFを繰り返してました。そのせいかバッテリーの不満はなかったのですが、そもそもONOFFしちゃうことはかなり効率が悪い。
α7Ⅱは電源ONしてから撮れるまで2, 3秒かかるため、シャッターチャンスを逃してしまうことがあった。
それがα7Ⅲは常時ONでも半日OK(撮る枚数にもより検証が必要ですが)。ありがたいです。
スペック的には
ファインダー使用時:270→610枚
液晶モニタ使用時:350→710枚
倍以上持ちます。
流石に1日付けっ放しは厳しそうので、予備バッテリー+充電器は購入しました。
もちろんONOFFを気をつければ1日は余裕です。
撮影が少なければ2,3日持つことも。
USB給電ができるので、撮影頻度を考えてバッテリーと充電器は買うかどうか決めてください。
ジョイスティックやタッチパネルによるAF位置指定が楽
左がα7Ⅲです。液晶フィルムがきれいに貼れずorz
右手の親指の先に位置するジョイスティックはオートフォーカスのスポット指定に使えます。また、タッチパネル操作をONにすれば、タッチでの指定もできます(なぜ同時にシャッターを切る仕様にしなかった・・・)。
狙った場所に確実にフォーカスを合わせるのに便利です。十字キーで合わせるのはかったるかったのでフレキシブルスポットがかなり使いやすくなりました。
α7Ⅲに変えて良かったけどイマイチなポイント
ファインダーが悪い
高画素機α7RⅢで一番羨ましいと思ったのがファインダーの画素数。
α7Ⅲはα7Ⅱとなんら変わらず荒い画質です。
とはいえ露出と構図をリアルタイムで確認するためだけの機能と割り切れば、そこまでの欠点ではないです。価格的に妥協できる点ですね。
ファインダーを覗く楽しみはα7RⅢには敵いません。というかそもそもファインダーを見るのがめんどくさく、背面液晶での撮影が多くなってる現実・・・
スペック表(価格コムより)
基本仕様 | |||
---|---|---|---|
タイプ | ミラーレス | レンズマウント | α Eマウント |
画素数 | 2530万画素(総画素) 2420万画素(有効画素) |
撮像素子 | フルサイズ 35.6mm×23.8mm CMOS |
撮影感度 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 |
記録フォーマット | JPEG/RAW |
連写撮影 | Hi+:最高約10コマ/秒 | シャッタースピード | 1/8000~30 秒 |
液晶モニター | 3インチ 92.16万ドット |
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー XGA OLED Tru-Finder |
ローパスフィルターレス | あり | ファインダー倍率 | 0.78 倍 |
ファインダー視野率(上下/左右) | 100/100 | 電池タイプ | 専用電池 |
専用電池型番 | NP-FZ100 | 撮影枚数 | ファインダー使用時:610枚 液晶モニタ使用時:710枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード メモリースティックPRO Duo メモリースティックPRO-HG Duo |
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その他機能 | |||
防塵・防滴 | ○ | 手ブレ補正機構 | ○ |
5軸手ブレ補正 | ○ | 自分撮り機能 | |
タッチパネル | ○ | ゴミ取り機構 | ○ |
内蔵フラッシュ | タイムラプス | ||
ライブビュー | ○ | 可動式モニタ | チルト可動式液晶 |
GPS | USB充電 | ○ | |
RAW+JPEG同時記録 | ○ | バルブ | ○ |
RAW | 14bit | タイム | |
PictBridge対応 | セルフタイマー | 10/5/2秒 | |
インターフェース | マイクロUSB、USB Type-C、HDMIマイクロ | 起動時間 | |
AFセンサー測距点 | 35mmフルサイズ時:693点(位相差検出方式)、フルサイズレンズ装着かつAPS-C読み出し時:299点(位相差検出方式)、APS-Cレンズ装着時:221点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式) | ||
動画撮影 | |||
4K対応 | ○ | 動画記録画素数 | 4K(3840x2160) |
フレームレート | 30 fps | ファイル形式 | XAVC S/AVCHD規格 Ver.2.0準拠 |
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264 | 音声記録方式 | LPCM 2ch/Dolby Digital (AC-3) 2ch ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 |
ネットワーク | |||
Wi-Fi | ○ | Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
BLE(Bluetooth Low Energy) | Wi-Fi Direct対応 | ○ | |
NFC | ○ | ||
サイズ・重量 | |||
幅x高さx奥行き | 126.9x95.6x73.7 mm | 重量 | 565 g |
出典:https://kakaku.com/item/K0001036274/spec/#tab
最後に。AFはAF-Cがヤバい
本来α7Ⅲの目玉であるAFについては、ちょっとまだ検証不足です。
AF-Cでの瞳AFはすごいですね!特にソニー純正レンズとの組み合わせはヤバいとしか言いようがないレベル。
4K動画が撮れるとか、まだまだ色々ありますが今日はこの辺りで。
とりあえずコスパは申し分ないことは確かです。末長く大事にしたい。
それでは。