まあるい頭をしかくくするブログ

カメラを中心とした、生活に”こだわり”を見つけ出すブログです。

モノクロポートレートでのライカオールドレンズのススメ

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こんにちは、maru-shikakuです。

 

今回はちょっと趣向を変えて、モノクロ撮影で遊んでたら面白いことがわかったのでその話です。

 

カラー写真の色を抜いただけと考えられがちなモノクロですが、その実結構印象が違くて、カラーではいいと思って彩度をゼロにしたら、なんか普通の写真になってしまったーということが多々あります。

 

その逆も然りで、カラーでは発色が悪い写真がモノクロではいいということが起こり得ます。その辺を左右するのがレンズです。

 

カラー写真に最適化されている現代のレンズと、モノクロで表現するしかなかった頃のレンズではだいぶ性格が異なりますね。

 

その違いが如実に出るのが、モノクロの中でもポートレートだと思います。

遊びながら撮った写真をご覧ください。

 

Leica Summitar 50mm F2のモノクロポートレート

DSC02274

ライカのオールドレンズ・ズミタール。ズミクロンの前身として1939-1955年の間に製造されました。当時の標準レンズです。コーティングがしてあるので後期型ですね。

 

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かなり癖玉で、開放のポワポワ加減は買った当初楽しんでましたが、ふんわりを通り越してpoorな写りかなと思って出番が激変しました。

 

ひと時あったオールドレンズ熱が冷めてしまったのもあります。

けど、思うところがありまして、今回引っ張り出しました。

 

_DSC3988

F2。意外といいんです。ピント面すらボケボケなのが、カラーだとはっきりわかってしまうのが嫌だったのですが、モノクロだと難が隠れてます。

 

フレアがいい感じに回ってるのもいいですね!

 

ポートレートが風景写真と違うのは、レンズフレアがアクセントになることが多い点にあります。

 

その意味でフレアが出やすいオールドレンズがポートレートにいいんですよね。

 

_DSC3990

F2.8。この辺でピント面のシャープネスが復活してきますが優しいボケで、この辺の絞りが使いやすそうに感じます。

 

_DSC3996

F4。ここまでくると現代レンズの一歩手前で、ズミクロンの前身に恥じない凄まじいシャープさです。

 

_DSC3996-2

等倍切り出しを見ればそれがわかりますでしょ?

 

_DSC3956

同じくF4。ここまでくると逆につまらなくなる人もいるかもですね。

 

_DSC3956-2

等倍切り出し。

 

現代レンズとの比較

じゃあオールドレンズを使う意味があるのかというと、これを見てください。

 

summitarbatis40

左:Summitar  右:Curl Zeiss Batis 2/40 CF

現代レンズの代表格としてBatis 2/40 CFを撮って比べてみました。

だいぶコントラストに違いが出てますね。個人的にはsummitarの柔らかい感じが好みです。

 

そう、解像してても柔らかい描写はオールドレンズ特有なのです!

 

オールドレンズって大抵逆光性能が弱い。特にライカのオールドレンズは半端なく悪い。階調性の良さと逆光性能はトレードオフなのかと思うくらい。

 

2つしか持ってないけど。もう一つ、summicron R 50mmを持ってますが、これも速攻でフレアでます。元の解像度が良いから、あえてフレアでコントラストを下げると良さげなポートレートになりますが、これはカラー向きですね。

 

 

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じゃあ現代レンズのモノクロポートレートはダメなのかというとそうでもなく、レタッチが前提になってるなという印象です。

 

_DSC4006

Batis 2/40 CFで撮った写真です。Lightroom CCでコントラストを-40までがっつり落としてようやく良いかなと思う明暗差が出てきます。

 

 

カメラ側の設定でコントラストを最小にしてるにも関わらず、まだ明暗差が激しい。これが静物写真なら問題ないのですが、ポートレートだとちょっとキツイ表現で、モノクロだともっと際立って見えてしまう。

 

高コントラストのモノクロポートレートも全然ありますけどね。好みの問題ですね。

 

デジタルっぽいのが嫌な人がオールドレンズに走り、フィルムカメラに走るのでしょうね。

ライカのレンズなら現行でもモノクロはキレイっぽいです。でもちょっと値段が・・・。

 

フィルムはフィルムで沼が深そうなのでちょっと遠慮して、α7Ⅲでオールドレンズを楽しむ程度にとどめておきます。レンズだけでも十分沼は深いんですけどね。笑

 

M型のズミクロンだけでも沈胴式1st、固定鏡筒1st, 2nd, 3rd, 4thという種類がありますし。ちなみに今はズマロン35mm F2.8が気になってます。高騰しすぎてて買わないけど。笑

 

最後に

モノクロポートレートは遊びでも本気でも面白いです。ライカのオールドレンズではsummitarや次の世代の沈胴式summicronあたりが数万円で買えて試しやすいと思います。

 

ライカじゃなくても、コンタックスのプラナー85mm F1.4とか、ロシアレンズのJupitar-9 85mm F2の2つはフレアが出やすいためポートレート向きと言われてますね。

こっちはフレアでコントラストはいい塩梅になるけど階調性はライカレンズに劣る印象です。が、安いのでお試しならこの2つで探すといいかもですね。

それでは!