まあるい頭をしかくくするブログ

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カメラを中心とした、生活に”こだわり”を見つけ出すブログです。

オールドレンズ・MFレンズをAF化!テックアートLM-EA7レビュー

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DSCF7075

こんにちは、maru-shikakuです。

 

ソニーαシリーズはオールドレンズや他社のMFレンズを気軽に使えるけど、手動のピント合わせはたまにめんどくさくなる時があります。

 

風景や物撮りならじっくりピントを合わせて・・・ピントリングを回す感触は好きなのでその点はいいんですが、人を撮ったりするときなんか、ちゃっちゃっと済ませたいときにもたついたりすると大変です。

 

古今東西関係なく、ありとあらゆるレンズをオートフォーカス化できるマウントアダプター、テックアート LM-EA7の存在は一年前くらいから知ってました。

  

でも4万円オーバーと高くて。

 

ずーっと欲しい欲しいと思いつつ見送り続けて、今回ようやく購入しました!!

 

※500g以下のレンズに限られます。

※キヤノンやニコンの電子接点付きレンズなら専用のAF対応マウントアダプターがあります。

今回はそれ以外の他社製レンズ用の話。

 

 

やはりAFは楽だなー。しかも結構速い!

  

わたしの持ってるα7Ⅱはもちろん、ファームウェアのアップデートでα9やα7RⅢも使えるし、アプデの後に発売されたα7Ⅲにも対応してるとのこと。

 

それらの機種は全て位相差AFなので、AF速度は純正レンズほどではないけど速いのです

 

たまにピント外すけど、そのときはレンズのピントリングを回せばいい。

  

AF時のモーター駆動の音も、か細くて気にならないですね

 

ペンタックス時代、ちょっとこれは・・・と思ってたカメラボディ内モーター音よりずっとまし。

↓販売元の焦点工房公式動画。モーター音は起動時の音が最大で、ピント合わせ時の駆動音は周りの音にかき消される程度。

youtu.be

 

測距点は中央一点の他にフレキシブルスポットや、若干狭いですがワイドエリアに対応してます。

 

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カギカッコの内部でピントが合います。

 

それにAF-C(動き物にピントが追従する)も対応。鈍い動きなら大丈夫。

 

ついでに最短撮影距離が縮まります

これもめちゃくちゃ便利!

マニュアルになっちゃいますが、マクロ撮影モードではヘリコイドが伸びてさらに近づけます。

 

そんな、値段が高いだけあるマウントアダプターLM-EA7をレビュー、そして手持ちのレンズでは、

  • NOKTON classic 35mm F1.4 SC ライカMマウント
  • ズミタール 50mm F2 ライカLマウント(M39)
  • FA77mm F1.8 limited ペンタックスKマウント

の組み合わせをAF化したので、個別にレポートします。 

 

 

使える機種は?

ソニーα9、α7RIII、α7III、ソニーα7R II、α7 II、α6500 およびα6300など、位相差AF搭載のEマウントカメラ

 出典:TECHART(テックアート)LM-EA7 ライカMマウントレンズ - ソニーα.Eマウント電子アダプター | 焦点工房オンラインストア

 

α7無印は使えませんが、α7Ⅱ以降では最新のα7Ⅲまで使えます。

α4桁のAPS-Cでも使えるようですね。

 

新品・中古価格の相場 

 

新品だと4.3万円します。amazonだともうちょっと安いか。

レンズ一本買えちゃう値段ですよねー。

 

わたしはいつものごとく中古で買いました。

相場としては程度のいいもので3万円前後みたい。

 

ただ買ったのは日本語の説明書がなかった。

でもペラッペラですし、ネットで調べれば必要ないかも。

 

外観

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箱は高級感あり。

中華メーカーのものとは思えないオシャレなデザインのロゴです。

中国はデザインの面でもどんどん進化してますね。

 

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下部はAF駆動用モーター。このモーターでマウントごとレンズを前後に動かしてピントを合わせます。

すごいこと考えるもんだ。

 

普通につけると、カメラを置いた時出っ張りが気になりますが、

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アルカスイス対応L字プレート、通称小指置きプレートを使えばちょうど高さがぴったり合ってOK!

 

このプレートについてはこちらの記事で解説してます。 

www.maru-shikaku.net

 

 

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このように電子接点が付いてて、使用レンズの焦点距離のEXIF情報を写真にタグ付けすることができます。

 

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リアキャップの厚みを見てもらえば、LM-EA7の薄さはよーく分かりますね。 

135gと重さも全く気になりません。

   

ライカMマウント以外のレンズは追加マウントアダプターが必要

LM-EA7はライカMマウントのレンズをソニーEマウントのボディに取り付けるものです。

 

それ以外のレンズは、対応するレンズをライカMマウントのボディに取り付けるマウントアダプターに取り付けて、それをLM-EA7に装着するという多段アダプター方式でAFが可能になります。

 

ライカM変換用のマウントアダプターはなんでもいいです。

安くて工作精度がそこそこいいK&F conceptや八仙堂といったメーカーのものをわたしはよく買ってます。

 

安いんだけど一個2, 3千円するので、3つ以上の異なるマウントのレンズでAFしたいとなると、アダプター代だけで1万円超しちゃいます。

 

それと、Mマウントのリアキャップがいっぱい欲しくなる笑

のでそのお金も必要。

 

こんなのでもいいし、もっとやっすいのでも大丈夫かと。 

 

わたしは今までソニーEマウント用のマウントアダプターを使ってMFしていました。

全部買い直しですよ。なんだかもったいない・・・。

 

αシリーズでオールドレンズや他社レンズ遊びをするなら、最初からセットでLM-EA7を買っとくのが無駄がないですね。

 

 

それでは、ここからα7Ⅱと所有レンズとの組み合わせをレポートします。

 

LM-EA7 + NOKTON classic 35mm F1.4 SC ライカMマウント

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伝説のレンズ、8枚玉ズミクロンの再現と呼ばれるNOKTON classic 35mm F1.4 SCの非常に繊細な写りがすごく好きです。

フレアを意図的に入れた写真も撮れますし。

 

まずこいつをAFしたかったのがLM-EA7を購入した大きな動機です。

 

www.maru-shikaku.net

 

ライカMマウントなので多段アダプターは必要なし。

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レンズ自体がとても小さく、LM-EA7を間に挟んでもかなりコンパクトで、スナップに最適です。

 

やはり多段ではないのでAFはスッと合います。

暗いところでも絞り開放であればかなり粘れるのがいい。

 

最短撮影距離は通常70cmなのが実測で35cmまで縮まりました

半分!!

室内ではちょっと使いづらかったのが大きな進歩です!

 

LM-EA7 +ズミタール 50mm F2 ライカLマウント(M39)

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ズミクロンの前身ズミタールは、ライカのオールドレンズの中でも比較的安くてクラシック感満載の描写が好きなレンズです。

 

www.maru-shikaku.net

 

同じライカでも、オールドレンズはLマウントという別のマウントなので多段アダプター化が必要。

マウントアダプターはK&F Conceptのが安くていい感じに使えてます。

 

 

KF-LM-2890の『2890』の部分は数字違いで3パターン商品がありますが、デジタルで使う分にはどれを選んでもOK。在庫があるのを選びましょう。

 

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多段アダプターといえど、LとMでフランジバックは1mmしか違わないので見た目はほぼ直付けです。

 

AF性能はNOKTONと遜色なくいいですね。

 

ただし最短撮影距離は1m→70cmとちょっと短くなったけど半分いかなかったなー。

ま、そこは後で説明するマクロ撮影モードにすれば解決か。

 

LM-EA7 +FA77mm F1.8 limited ペンタックスKマウント

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さて、出ましたこのレンズ。

こいつのためにα7Ⅱを買い、そしてLM-EA7の存在を知り、ついに買ってしまった。

だいぶ貢いでしまったけどそれほどの魅力は秘めているレンズです。

  

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Kマウントのレンズなのでアダプターが必要ですが・・・

焦点工房でおすすめしてるKIPONのアダプター(1万3千円)

 

 

LM-EA7と1/2の確率で干渉する可能性のあるK&F Conceptのアダプター(3千円)

 

 

なぜかKマウント用のだけ、amazonのレビューにそんなことが書いてあったんですよね。

ロットによって合うやつと合わないやつがあるそう。

 

当然下の安い方を買いました。

買いましたが・・・残念ながら干渉 orz。

なぜだ・・・なぜペンタックスだけこんな試練が待ち受けているんだ?

 

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マウントアダプターと上の画像の赤丸の部分が干渉しちゃいます。

 

Samyang 14mmのソフトフィルター作りに続き、夏の工作第2弾!

ゴリゴリ地道にやすりがけの時間だー!

 

DSCF7062

赤枠の部分をがっつり削り、油性マーカーで錆止め。

どーせここは隠れて見えないからヘーキヘーキ。

 

DSCF7064のコピー

こんだけ削っても結構ギリギリでした。余裕を見るならもっと追い込むべきですね。

なかなか疲れます・・・。

 

DSCF7050

苦労した分、取り付けられた時は感動!

オーバーインフの外れアダプターでしたが気にしない気にしない。

 

しかし、AFが合わない Σ(゚д゚lll)

 

原因を調べたら、

FREEシステムによるフォーカシングピント合わせには、レンズ系の後群を固定したままで前群だけを移動させるFREEシステムを採用。近距離から遠距離まで安定した像性能が得られます。

出典:http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/lens/k/telephoto/smcpentax-fa77/

 

前玉繰り出し方式のレンズはダメなのか orz。ま、考えたら当然だよね。

全群繰り出し式のレンズなら大丈夫だったのだけど。

 

それでも諦めませんぜ!

 

レンズ側のピントリングを回して大雑把に合わせて、そこからAFでピントを合わせる。

 

半AFという結果に終わりましたが、わたしとしてはそれでも大きな進歩で満足してます!

※ちなみに最短撮影距離はピントリング最小0.7mの位置で60cmと微減。 

 

LM-EA7の使い方

ここからは使い方の覚え書き。

操作が独特なのでわたしもたまにこの記事を見返そうと思います。

 

LM-EA7のアップデート方法

買って最初にやることは最新のファームウェアにアップデートすることです。

LM-EA7は頻繁にアップデートしています。

動作上の問題点がその都度解決してて、アフターサポートはバッチリな印象。

 

手順は書くと結構な長さになるので、下に説明書を置いておきます。

http://www.stkb.co.jp/file/TECHART_LM-EA7_Ver2_Update.pdf

 

(参考)ファームウェアアップデートの記録

過去、LM-EA7の不具合状況を調べて断念した方は、こちらを見てもらえば改善してきてるのが分かるかと。

まだ完璧とは言えないですけどね。これからも頑張ってください。

ver.6.0.0

  • ソニーα9、ソニーα7R IIIに対応。
  • コンティニュアスAF(AF-C)が改善され、性能向上。

ver.5.0.0

  • カメラの起動速度が高速になりました。
  • アダプターをつけたまま保管する時、バッテリーの減りが早い状況が改善されました 

ver.4.0.0

  • AF速度の向上
  • AF合焦率の向上
  • 使用中にブラックアウトする状況の改善 

ver.3.0.0

  • 従来は使えなかった広角レンズへの対応。
  • 広角レンズでのAF合焦率の向上。
  • 広角レンズでのAFピントエリア拡大。 

ver.2.0.0

  • F2.0より明るいレンズ使用時にピントが迷うという現象がありましたが、一部のレンズで改善しました。
  • 「周辺光量補正」の設定を「オート」にして撮影すると円形状の模様が写り込むという現象を解消しました。
  • AF駆動時のモーター音が、旧バージョン(Ver1.0)より静かになりました。
  • AFでピントを合わせて、さらにMFで微調整できるモードを追加しました。(DMFのような感覚で撮影できます)

【設定方法】
1.カメラ側の絞り値をF45に設定します。
2.シャッターを切ります。

  • 使用中にブラックアウトする頻度が少なくなりました。

出典:http://stkb.co.jp

 

EXIF情報の登録方法

写真にレンズの焦点距離のデータを残せます。

その方法が一風変わってまして。

 

  焦点距離
F11 15mm
F13 18mm
F14

21mm

F16 24mm
F18 25mm
F20 28mm
F22

35mm

F25

50mm

F29

90mm

F32

135mm ※MFのみ

  • 使用レンズの焦点距離の値に対応する絞り値を上の表から探して、カメラボディ側の絞りをセット。
  • シャッターを切る。

  

数値は暗記しなきゃいけないので結構めんどくさい。

 

私の場合は35mm、50mm、90mm(77mmはないから代わりに)を使ってるんで、F22 35mmだけ覚えて次が50mm、その次が90mmと覚えとけばいいか。 

 

基本の撮影

レンズの焦点距離を入力したら、その焦点距離の手振れ補正が自動でかかります。

今まで手動入力してたのでその点は楽。

 

基本の撮影はカメラボディ側の絞り値をF2.0にセットして行います。

F2.0という数字は単に撮影モードが割り当てられているだけであって、意味はありません。

実際の絞り値はレンズの絞りリングを回して決めますのでご注意を。

 

レンズのピントリングは無限遠の位置にセットして撮影します。

 

ピント合わせは絞り解放に近いほど正確さが増しますが、絞ってもそれなりには合います。

 

マクロ撮影モード

絞り値をF40にセットしてシャッターを押す。

マニュアルフォーカスになってしまいますが、F40→MFモードにした瞬間にヘリコイドが4.5mm前進し、通常より近いところにピントが合います。

 

さらにピントリングを最短にすれば、

NOKTON 35mmでは、70→35→18cm

ズミタール 50mmでは、100→70→35cm

ペンタックスFA 77mmでは、70→60→40cm

 

ここまで撮影距離を短くできます!

 

戻したいときはF36にしてシャッターを押すだけ。

と書いてありましたが、便利だから戻さなくていいのでは?

 

まとめと改善してほしいところ

LM-EA7は快適にAFできるので、特にオールドレンズ使いの人は絶対持っていた方がいいですよ!

 

ファームウェアアップデートで動作の改善がされていて、現在は十分実用的です。

 

が一点、電源OFF時もLM-EA7をつけっぱなしにすると、電源消費がかなりあるのは不満です。ver.5.0.0で改善してるけど今ひとつ。

 

α7Ⅲならいくらかマシでしょうが、α7Ⅱ、α7RⅡなどの旧タイプのバッテリーだったら、撮影にはスペアを持ってった方がいいですね。

 

それでは。