こんにちは、maru-shikakuです。
波一つないリフレクション(水鏡)はSNSとかで超人気ですので、憧れますよね!
ただ、無風状態の時じゃないと行けなくて、かなり条件キツイです。
そこで超減光効果のあるND1000フィルターを買って、水鏡を長時間露光で作ってしまおうというテストを奥日光の中禅寺湖で行ってみました!
旅行全体の話はこちらから。
ND64フィルターも買ってます。このテストの他にもND1000とND64の組み合わせでさらなる長時間露光を試してみたので読んでみてください。
ND1000の商品について〜円形フィルターと角形フィルター
円形NDフィルターはマルミのEXUSシリーズがおすすめ
円形フィルターの場合、マルミのEXUSシリーズのNDフィルターをお勧めします。
NDフィルターを使う場面って、水周り?とにかく飛沫がかかってくることが多いので、
防汚、撥水コーティングが付いている方が絶対いいです!
マルミのEXUSシリーズはちょい高いですが、それが付いてます。
ポイントは手持ちのレンズで一番でかい径より、1サイズ大きいものを買う。です。
↑径が合わないものは、ステップアップリングをレンズとフィルターの間に噛ませればいいのです。
大きいフィルターを買う理由は、
- 使い回せるから
- 仮にND1000で足りなかった場合、フィルターを重ねづけする→フィルター枠でケラレが出るかもだから
1.は高くなってしまいますが、レンズごとにフィルターを買うのはもっと無駄なことなので。
2.はNDフィルターの2枚重ねという方法です。
わたしが持っているND1000とND64なら、足してND64000となります。
日中でスローシャッターにするならそれくらいの濃さが必要かと。
特に広角レンズではケラレは要注意ですね。
出目金レンズでは角形フィルターの出番。メーカーはKANIがおすすめ
メーカーは以前よりKANIというところの角型フィルターを使っています。
今回の撮影で使ったのはこのフィルターです。
使っているレンズ(Tamron SP15-30mm F2.8 Di VC USD G2)の前玉が飛び出しているため、普通の円形フィルターが使えないためです。
出目金レンズは専用のフィルターホルダーがあります。タムロンのSP1530の場合は150×150mmですが、レンズによってフィルターのサイズは異なります。
↓角型フィルターの説明はこちらも参照してください。
見た目はND1000、ND64ともにわかりませんね。ガラスに印字されているラベルで識別です。
こちらはハーフNDフィルターの装着例ですが・・・
やり方は一緒でフィルターホルダーにスライドさせて装着させます。
重ねづけももちろんできます。
ハーフNDフィルターとダブルで用いるのもかなり有効です。
明るすぎる空をハーフNDで、全体をNDフィルターでという使い方です。
そういう意味で、出目金じゃないレンズも角形フィルターを使う意味はあります。
ND1000フィルターのテスト
15mm, F11, 1/100秒, iso100, SOFT GND0.9装着
こちらはハーフNDフィルターで空の部分だけ3段減光しただけの写真です。
風が若干吹いている中、1/100秒と普通のシャッタースピードのため湖が波立ってますよね。ごく普通の写真です。
15mm, F11, 1.3秒, iso100, SOFT GND0.9 + ND64装着
ハーフNDに加えて6段減光するND64フィルターを装着しました。
シャッタースピードが1.3秒まで遅くなり、湖が若干ツルッとなりましたが、水鏡というほどではなさそうです。
もう少し暗くなった時にND64は水鏡になりそうです。
15mm, F11, 15秒, iso100, SOFT GND0.9 + ND1000装着
ND1000を装着すると水面が滑らかになりました!
時間にして15秒の露光です。ただ、画面左半分にややざわめきが残っていました。
太陽がまだ残ってる明るい時間帯に完全に水鏡にするには、もう少し濃いNDフィルターにするか、NDフィルターの2枚重ねで調整したほうがいいですね。
16mm, F11, 30秒, iso100, SOFT GND0.9 + ND1000装着
そしてこちらが日没後、光量が落ちた段階での露光結果です。
シャッタースピードが30秒と超スローシャッターとなり、 完全に水鏡です!
また、日が落ちることでリフレクションがはっきりとしてきました。
水鏡の境目のところの一直線の筋とか、現実とはちょっと違う見え方で面白い写真になってます。
ND64とND1000の重ね付けテスト。雲を撮る
40mm, F5, 30秒, iso160, ND1000装着
家の近くで試し撮りです。
雲を撮る場合は30秒でも効果は薄いのかなと思いました。そこで重ね付け!
40mm, F5.6, 76秒, iso100, ND64+ND1000装着
2枚だと1分以上の長時間露光が可能となりました。
雲の流れが直線的な線になって、思った通りの表現に。面白いですね!
水鏡もおそらく海だと波が激しいので1分以上の露光が必要になってくるのかなと思います。その時は重ね付けをお勧めします。
最後に
ND1000って数字のイメージ的に効果が極端すぎるのかなーとちょっと躊躇していた部分があったのですが、実際試してみたらちょうどいい感じですね。
今度は雲を流す効果を使って作品を撮りたいです。それでは!
↓こちらはNDフィルターなしでスローシャッターの記事です。